桜が咲いたらぬかこさん
2010年 04月 02日
おはようございます。
ここ数日続いた冷たい雨のせいで
咲いた桜も寒そうにしていますが、
季節はもうすっかり春。
お部屋の温度も一日通して20度前後なので
今年もぬかこさんに起きてもらいました。
一昨日のことです。
仕舞うときに水分が少な過ぎたのでしょう。
これはカビではないので大丈夫。
糠が酸化して黒くなっているだけなんですよ。
水分が少ない、または、空気に触れているところが
黒く酸化してしまうのです。
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糠床を冬の間休ませる時は、
丁度良い水分量にして保管するのが一番良いらしいのですが、
私は新しい糠を足して仕舞うやり方をしています。
糠床は野菜室の中でも生きていて
少しずつ菌が増えて熟成していきます。
足した糠は、その菌のごはんにするためなんですね。
それと、水分量を丁度良くしたと思っても、もし多かった場合、
悪い菌、雑菌が増える可能性があるからです。
そうするとカビや粘りが出てしまいます。
なのでそのためにも新しい糠を入れて
水分量を少し少なめにしているのです。
糠床は、水分が多いと雑菌が増えやすいし、
水分が少ないと空気が多いので酸化します。
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オーバル型のホーロー鍋です。
糠漬けを始めてみたい思っても置き場所などに悩みますよね。
そんな時、このオーバル型のホーロー鍋をおすすめします。
中に入れる糠の量も少しで済みますし、
きゅうりも切らずに漬けられます。
漬物用の大きい容器を用意しなくても大丈夫。
二人家族など少人数の家庭におすすめです。
少ししたらお湯を捨てます。
きれいなふきんでよく拭いて、
あら熱が取れ冷めたら糠床を入れます。
よくよくかき回します。
この時にぬかこさんに優しく話し掛けます。
「ぬかこさん、おはよう。
もう起きる時間ですよ。
ぐっすりゆっくりよく眠れましたか?
しばらく糠漬けが食べられなかったから、
あなたが恋しくて恋しくて、寂しかったですよ。
今年も美味しい糠漬けをよろしくお願いしますね」
...こうして話し掛けるでしょ?
そうすると、ぬかこさんは、
嬉しい気持ちで元気に起きてくれて、
今年も一年美味しい糠漬けを作ってくれるんです。
これ本当ですよ。
普通はすぐに捨て漬け用の野菜の切れ端を入れますが、
起きて急にお仕事させたら、
びっくりして元気を無くしてしまいます。
可哀想なので、冷蔵庫から出してから一日位は
ゆっくり常温で目覚めさせてあげてくださいね。
フタをしておきます。
置き場所は直射日光の当たらない、
温度湿度の変化の少ない場所が適しています。
静かで少し暗いと尚良いですね。
私はキッチンラックの一番下、
床に近い場所に置いています。
次回は捨て漬けの様子と、
黒く酸化した時の対処をお話ししますね。
おまけのアケウ♪
とてもとても眠そうです(笑)
あっ、ここで寝ちゃうの?
こんなねぼすけアケウでも、
ごはんを用意し出すと、
私の朝のつとめに一つ
ぬかこさんのお世話が増えました。
朝は少し忙しいので大変なのですが、
アケウも一緒にお手伝いしてくれますし(笑)
美味しい糠漬けが食べられると思って
楽しく頑張ります。
*ぬかこさん
*ぬかこさん冬眠