おいなりさん
2010年 09月 21日
もうすぐご飯が美味しい季節になりますね。
写真はふっくら柔らか おいなりさんです。
おはようございます。
連日の暑さに負けて
麺ものが続く我が家の食卓でしたが
少しずつ秋のお献立にしています。
でも暑い時に熱々ご飯はなかなかお箸が進みませんね。
そんな時にはおいなりさんを作りましょう。
さっぱりとして程良く冷めた酢飯なら
パクパク美味しく食べられますよ。
では、おいなりさんのお揚げを煮ていきますよ。
お家の中で一番大きいお鍋を用意します。
それに半分位お水を入れ沸騰させお揚げを入れます。
グラグラとしばらく煮ます。
所謂、油抜きですね。
このお揚げはすし揚げ。
すし揚げとはおいなりさん専用の油揚げで、
中が簡単に開ける様になっているもの。
消泡剤などの添加物が使われていない
昔ながらのものを使ってくださいね。
出来上がりの味が違いますよ。
油抜きをしている間に
お揚げを煮る煮汁の調味料を合わせておきます。
参考にならないかもしれないですがレシピを(笑)
*約8センチ角のすし揚げ8枚分くらい。
お醤油大さじ2、みりん大さじ2、
黒糖大さじ1、塩ひとつまみ、だし汁約1カップ。
これらをお鍋に入れ混ぜれば煮汁の出来上がり。
入れる調味料の割り合いはお好みで作ってくださいね。
少し甘めが良ければお砂糖を増やしたり、
甘さを控えたければみりん大さじ2の内の1をお酒にしたり。
何度か煮てみて一番好みの味、我が家の味を決めましょう。
おすすめのみりん。
普段使いは『味の母』。
『三州味醂』はとろりこっくりしているので
強く甘みを付けたい時に使っています。
さて、油抜きに戻ります。
時々木ベラでお揚げを挟んで鍋肌に押さえつけます。
中のお湯と油を絞り出す気持ちね。
お揚げが破れない様に静かに優しく
でもぎゅ〜っと。
お鍋の中をかきまぜる時も木べらを使います。
菜箸は絶対に使ってはダメ。
お揚げが破けてしまうので。
おいなりさんを作る時に一番大切、
重要なポイントなのがこの油抜きです。
お揚げにただ熱湯を回し掛けたり、
軽く煮たりするだけではいけません。
お湯が白濁するまでしっかり煮込んで油抜きすることで、
煮汁の調味料の味が満遍なくお揚げに染み込み
しかも柔らかくふんわりと出来るんですよ。
お揚げから油が抜けてパサパサなんてしないので、
安心してしっかり油抜きしてくださいね。
大きいお鍋に半分お湯を湧かして使う理由は三つ。
たっぷりの量のお湯を使いたいのと
お揚げを押し付けて絞る鍋肌のスペースが欲しいのと
レンジ回りの汚れを防ぐためです。
小さいお鍋になみなみお湯を沸かしてやると
レンジ回りがとんでもなく汚れますよ〜(笑)
この時もお揚げが破れない様に優しく扱ってくださいね。
菜箸で取り出す場合は普段手に持つ方の太い方を使って。
破かない様に気をつけて。
その上からフタをしてコトコト煮ます。
乾燥しない様にふきんやラップを掛け
そのまま置いて味を落ち着かせます。
私は朝煮て夜までそのまま置いておき
お夕飯で使うということが多いです。
後は簡単。煮たお揚げを真ん中から切り、
酢飯を詰めて出来上がり。
今日は普通に四角に切りましたが
三角に切っても可愛いですね。
寿司酢はお砂糖と酢、塩を混ぜれば簡単に出来るのですが
私は飯尾醸造の富士すし酢を使っています。
理由は...白砂糖を持っていないのね、私。
手持ちの黒糖で作っちゃうと酢飯が黒くなっちゃうの(笑)
富士すし酢だけでは我が家には甘過ぎるので
純米富士酢を半々に混ぜて使っています。
先にお伝えしましたが、
おいなりさんを作るのに一番大事なのは油抜き。
しっかりと油抜きをすることで
お揚げに煮汁の味がしっとりと染み込み、
柔らかくふんわりとした食感になるのです。
お揚げ煮を今まで上手に出来なかった方は
是非お試しくださいね。
今夜のお夕飯に
秋の行楽のお弁当に
美味しいおいなりさんをどうぞ♪
*昨年9月の日記
『パンを焼く*食品添加物のこと』
秋はパンも美味しい季節ですね♪
この頃はドライイーストを使わず、
天然酵母で焼いています♪
アケウ...小さかった(笑)