夫の居ない夜
2010年 12月 06日
夫、本日より山城国に出張。
寂しいので飲み過ぎている。
ワインのアテに昔のCDを聴いていたら
なんだか音がおかしい。
例えて言うなら
音を組み立てているブロックが
いつもより大きかったり、抜けていたり。
聞こえるはずの音が聞こえない。
聞こえても粗い。
あー...スピーカーの配線だ...と思い
見てみる。
音楽を聴くのが好きだ。
でも音にはこだわりが無く、聴ければ良しと思っている。
あまりにも酷い音、耳が悪くなる様な音は論外だが。
もちろん良い音を聴く方が気持ちが良い。
良い音は、耳への入り方と心への響き方が違う。
でも、オーディオ?と言うのかな、それに凝ろうとすると
お金がいくらあっても足りない気がする。
なので最初から(これでいいや)と
一般的で安価なmicro music systemsにしている。
「どこか遠くから 静かに 音が流れてくる」
...というのが好きなので、
いつもスピーカーは見えないところに設置している。
以前はベッドの下やクローゼットの上、
今は食器棚の上にある。
それで元々付いているコードでは長さが足りないので
ホームセンターから適当なコードを買ってきて
ぞんざいにくっ付けている。
接続部分をビニールテープで巻いていたのだが、
糊の部分がなんだかメトメトと溶けていた。
それを外したら音が少し元に戻ったので、
糊が残っていないきれいなところまでコードをカットして
くっ付け直してみる。
こういう事に詳しくないので
これが良いのか悪いのかもわからない。
随分いい加減だというのはわかる(笑)
直しながらふと足元を見ると、
興味津津。
あははは、酔っ払っているもんだから写真が全部ピンボケだ。
でも音は直った。
コードを直しながらつくづく
音って電気の信号なのだなぁと思う。
不思議で素敵なものなのに、
目に見えるから面白い。
ワイン片手に音を直し
直った音を聴いてまたワインを飲んで
アケウと過ごす静かな夜。
夫の居ない一日目の夜。
*昨年12月の日記
『それでも膝の上が好き』