ぬかこさん冬眠
2009年 11月 04日
おはようございます。
週末はいかがお過ごしでしたか?
飛んで火曜がお休みだったりして、
曜日を勘違いしがちな私です。
こちら南国は2、3日前からぐっと空気が冷たくなり、
やっと冬に向かっている気配です。
そんな訳で今年もぬかこさんを冬眠させました。
糠床は、秋に木々が色付く頃に仕舞い、
桜の咲く頃からまた漬け始めるのだそう。
だからここ南国では今時分まで漬けることが出来たんですね。
私が糠床を仕舞う目安は、気温が下がって
野菜が漬かるのに時間がかかる様になり、
手も荒れ始めたな...と感じたらです。
では、糠床の冬の管理。
まず新鮮な糠を用意します。
写真は無農薬の山形県産ひとめぼれです。
前回のお米を食べ切ったので、
今頃になってやっと新米です(笑)
こちらは以前にも食べたことがあるのですが、
瑞々しいという言葉がぴったりのお米です。
前回のお米と比べると、粒が小さい。もちもちしている。
同じひとめぼれなのに、穫れた場所で味わいや食感が大きく違います。
山形県産のお米は品種が違っても皆粒が小さめで、
アミロペクチンの割合が多くもちもちしているものが多いですね。
写真は生姜、ニンニク、赤唐辛子です。
漬ける野菜の他に常時こちらを入れています。
味わいが出ますし、雑菌の繁殖を防ぐんですよ。
精米したての新鮮な糠を入れ、
天日塩を多めに入れます。
そして、時間をかけてよくかき混ぜます。
元から入っていた糠と新しい糠を馴染ませるために、
最初は手でよくこねる様にして混ぜ合わせます。
今度は空気を含ませる様にかき混ぜ、
最後は空気を抜くために押し付ける様にします。
この間、ぬかこさんに沢山話し掛けます。
「今年も美味しい糠漬けをありがとうね。
きゅうりも茄子も大根もとっても美味しかった。
暑過ぎた夏、元気が無くなって大変な時もあったね。
あの時は心配したけど頑張って復活したものね。
ほんと、えらかったね。
また来年会える時までゆっくり休んでね。
お疲れ様ね。
本当にありがとうね」
...こうして話し掛けるでしょ?
そうすると、ぬかこさんは
(ああ、お仕事終わりなんだな..)とわかり、
ぐっすり休んでくれるんですよ。
そして来年とても元気に起きてくれるの。
これ本当ですよ。
密封出来る袋に空気を抜く様にしながら少しずつ入れます。
マチ付きではない袋が空気が抜きやすくおすすめです。
あとは冷蔵庫の野菜室に入れてお終い。
野菜室は程良く湿度もあるしジャマにもならずおすすめです。
平にして袋を二重にしたので、上に野菜を重ねて入れても大丈夫。
ぬかこさん、二年目の冬眠です。
8月のぬかこさん