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おだやかな毎日を綴ります。おだやかでない時も正直に。       


by koko_blanca
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ぬかこさん冬眠



ぬかこさん冬眠_a0135577_14305946.jpg



おはようございます。
週末はいかがお過ごしでしたか?
飛んで火曜がお休みだったりして、
曜日を勘違いしがちな私です。


こちら南国は2、3日前からぐっと空気が冷たくなり、
やっと冬に向かっている気配です。
そんな訳で今年もぬかこさんを冬眠させました。

糠床は、秋に木々が色付く頃に仕舞い、
桜の咲く頃からまた漬け始めるのだそう。
だからここ南国では今時分まで漬けることが出来たんですね。

私が糠床を仕舞う目安は、気温が下がって
野菜が漬かるのに時間がかかる様になり、
手も荒れ始めたな...と感じたらです。


では、糠床の冬の管理。


まず新鮮な糠を用意します。

ぬかこさん冬眠_a0135577_14202270.jpg
 精米中。


写真は無農薬の山形県産ひとめぼれです。
前回のお米を食べ切ったので、
今頃になってやっと新米です(笑)
こちらは以前にも食べたことがあるのですが、
瑞々しいという言葉がぴったりのお米です。

前回のお米と比べると、粒が小さい。もちもちしている。
同じひとめぼれなのに、穫れた場所で味わいや食感が大きく違います。
山形県産のお米は品種が違っても皆粒が小さめで、
アミロペクチンの割合が多くもちもちしているものが多いですね。


ぬかこさん冬眠_a0135577_14204990.jpg
 糠床に入っているものをすべて取り除きます。

写真は生姜、ニンニク、赤唐辛子です。
漬ける野菜の他に常時こちらを入れています。
味わいが出ますし、雑菌の繁殖を防ぐんですよ。




ぬかこさん冬眠_a0135577_14212355.jpg

精米したての新鮮な糠を入れ、
天日塩を多めに入れます。
そして、時間をかけてよくかき混ぜます。
元から入っていた糠と新しい糠を馴染ませるために、
最初は手でよくこねる様にして混ぜ合わせます。
今度は空気を含ませる様にかき混ぜ、
最後は空気を抜くために押し付ける様にします。
この間、ぬかこさんに沢山話し掛けます。

「今年も美味しい糠漬けをありがとうね。
 きゅうりも茄子も大根もとっても美味しかった。
 暑過ぎた夏、元気が無くなって大変な時もあったね。
 あの時は心配したけど頑張って復活したものね。
 ほんと、えらかったね。
 また来年会える時までゆっくり休んでね。
 お疲れ様ね。
 本当にありがとうね」

...こうして話し掛けるでしょ?
そうすると、ぬかこさんは
(ああ、お仕事終わりなんだな..)とわかり、
ぐっすり休んでくれるんですよ。
そして来年とても元気に起きてくれるの。
これ本当ですよ。



ぬかこさん冬眠_a0135577_14215228.jpg

密封出来る袋に空気を抜く様にしながら少しずつ入れます。
マチ付きではない袋が空気が抜きやすくおすすめです。



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 破れない様に袋を二重にします。


あとは冷蔵庫の野菜室に入れてお終い。
野菜室は程良く湿度もあるしジャマにもならずおすすめです。
平にして袋を二重にしたので、上に野菜を重ねて入れても大丈夫。
ぬかこさん、二年目の冬眠です。







                      8月のぬかこさん
by koko_blanca | 2009-11-04 15:07 | キッチンにて